◇英語力を上げて、それから数学はどうする
数学は数理的な頭脳を持ち、頭が良くないと優秀になれないと思っていませんか。
数学の問題を解くときのことをよく思い出してください。自分でどれだけ考えているでしょうか。
実は過去に覚えた多くのやりかたの組み合わせを、隣の生徒より早い速さで組み合わせようとしていませか。
つまり考えるというは数学的な理論を思考するのではなく、早く知識を組み合わせています。
そのときに必要なのは、
①ひとより多くの数学パターンをもつ
➁早く取り出して、最適を見つける
➂記憶の読み出し時間、組み合わせかたが早い
④隣の人より早く、問題を読み必要事項を知る
このことで数学を解けば、隣の生徒より優秀になります。
①は勉強時間による記憶量です。記憶力が低能率ならそれだけの時間をかけます。
➁クイズを人より早く解く、本を読んで内容を早く取り出せる、人との対話で早く相手の言いたい要望を知る。
などして日常生活から頭を訓練します。
ひとからの話を
「は~~い」
と適当に聞いているのでは冴えた頭になりませんね。
脳の科学者は生まれたときに頭脳はみんな平等と言います。それがほんとうとしたら、幼児のときから優秀な子供と、そうでない子がどうして育つのかです。
次男を見ていると私より頭が良いです。幼児から振り返りますと、同じようにおもちゃで遊んでいても、
①習得しようという意欲が違う
➁能力を高めるような遊びを選んでする
ことで自分から頭を良くすることをやって来たようです。頭を良くする遊びを選んでヤル。つまり自分で訓練をしていることになります。
その結果、頭が良い幼児に成長していくのではないか、なのです。
熱心な子供とそうでない、投げやりの遊びをする子がどうしているか、ですが、これは思考次元が変わった問題になります。
脳科学者が言うように、人間は物質のひとつであり、心は脳が造る幻想だ、があります。
他にある考え方では、心は肉体と別に存在して、何十年か肉体と行動をしている考えです。
トーマス・エジソンは多くの観察の結果、無線機で見えない世界と会話ができると考えて晩年に研究に入りました。
脳科学者は、私が子供のときから脳細胞が記憶していると言っていますが、60年経ってもそれは見つかっていません。
つまり、頭が良い人生を選ぶか、そうでない人生を選ぶかで、幼児のときから行動が異なっている可能性があります。
◇国語力、文章解読力が高い
私は高校に入って大怪我押し、医療事故で命を落としかけていました。呼吸が止まりました。今のように専門の麻酔医師がいるのではなく、全身麻酔に失敗しました。
中学生の時は数学の問題をすいすい読み、おまけに要点だけをまとめサラリと解きにかかりました。
高校では頭も身体も弱体化していて、周囲の生徒が数学の問題を解く鉛筆の音がするのに、私は問題を読み返していました。
つまり幼児から多くの本を読み、文章の解読力が高くなっていることが数学やほかの問題を解く速さにかかわって来ます。
学習塾で『逆転の合格』というのがよくあります。しかし受験1年前や半年前になり、英語の単語の膨大な数を覚え、文章力が急につくのは困難です。他の科目の勉強ができなくなります。
すでに学力のある生徒が家庭のことや迷い・悩みで成績が滞っていたのならともかく、その学習塾へ入ると合格するなどはまず考えられません。
数学はこういった基本力が身についていて、加えて訓練で問題のパターンを早く組み合わせることです。
「数学は難しい。」
「考えるのが苦手だ。」
と言っていないで、クイズを解く練習のように、数多く問題を解いてパターンを蓄積することです。
数学は総合力です。